初夏を迎えたら店頭に旬の新生姜がたくさん出回る季節になりますね。毎年恒例の「生姜仕事」の季節がやってきます!
新生姜は、女性の体にいろいろ嬉しい効果がいっぱいの有難~い食材です。特に冷え性にいいと言われてます。
コロナに負けない体づくりのためにも、基礎体温や免疫力を上げてくれる効果が期待できるので積極的に摂りたいけど、そんなに一度に大量は食べられませんよね。
中には生姜独特の辛味が苦手な人も多いですよね。でも、生姜シロップなら辛く(からく)ないので無理なく摂ることができます。
最近では通販でダイエット効果が期待できる生姜シロップも販売されるようになりました。
生姜シロップって簡単にお安く手作りできちゃうのです。わざわざ高いお金を出して買わなくても大丈夫ですよ。
新生姜がお安く手に入る旬の季節に、冬まで保存できて一年中楽しめる「生姜仕事」してみませんか?
この記事を読めば生姜シロップの簡単な作り方と利用法だけでなく、残った生姜も1年中楽しめる利用法と保存方法がわかります。
半身まひで右手しか使えない私でも簡単に作れます。
あなたも生姜シロップで、冬の辛~い冷え性が改善できちゃうかも?
もちろんフードロスゼロ。使った生姜は全部使い切る方法をお伝えしています。しかもゴミはほんのちょっぴりです。
どうぞ最後までお付き合い下さい。
Contents
生姜シロップの簡単な作り方
用意するもの
- スライサー(包丁使いません)
- はかり
- お鍋(ボウル使いません)
- 保存用ビン(シロップ用)
- 保存用密封容器(生姜用)
- 茶こし(生姜とシロップを分けるためのもの)
★シロップの保存用のビンについての豆知識★
毎年の生姜仕事のために、空になったお酢やお酒(ワインやジン、ウォッカ、日本酒など)のビンを大切に洗わずに貯めてます。サイズは720mlがオススメ。この「洗わない」がポイントです。
これで、面倒な煮沸消毒の手間が省けます。ズボラさんにぴったり!
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こんな感じのビンは確かに映えますけど、煮沸消毒が必要なのでシロップの保存用には不向きです。
取り出すためのスプーンが必要ですし、その分洗い物も増えます。ここはやっぱり酒瓶が一番です!!
酒瓶ないよ~~って方は洗ってないお酢の空瓶で大丈夫。お酢の殺菌効果があるので、同じように煮沸消毒不要です。
お酢のビンは片手で簡単に開けられて、作業しやすいので重宝しています。
また、以前こんな感じの密閉容器を100円ショップで買ってきて、いきなり熱湯を注いだ途端に、底の方がばりん!と木っ端みじんに割れてしまったことがありました。
110円が瞬殺でした。ぼーぜん(泣)
ビンが割れないようにするためには、いきなり熱湯じゃなくてまず最初にぬるま湯を注いで行うようにしてみて下さい。急激な温度差が起きるとビンが割れてしまいます。
特に室温が低い冬場に行う時は要注意です。また、くれぐれもガラスの破片でケガしないように気を付けて下さい。
お子さんと一緒に作業される時にもここだけは「危ないからお手伝いしないで離れて見ててね~」とお子さんにお願いすることをおすすめします。
このタイプの保存容器もシロップの保存には不向きです。
残った生姜の保存には使えますがその際の煮沸消毒はしなくても大丈夫。1年位は常温保存可能です。
確かに1年位は保存できますが、あっという間に使い切ってしまいます。それだけ残った生姜の使い道はたくさんあるのです。
後ほどオススメの使い方もたっぷり紹介しています。まずは生姜シロップの作り方から解説していきます。
生姜シロップの材料
- 新生姜・・・好きなだけ
- お砂糖・・・生姜と同じ量
- 100円位のポッカレモン1個を使い切ります(味付けではなく防腐剤代わりです。お酢でも代用できます。分量は100ccです)
お砂糖については、さっぱりした甘さのグラニュー糖がオススメです。もちろん、あなたのお好みのお砂糖でOK。てんさい糖やキビ砂糖、黒砂糖など・・・。
ただ、上白糖は、保存してる間に、ぷしゅ~~~ってなったりしますので、時々フタを開けてガス抜きしてくださいね。
生姜シロップの作り方
- きれいに洗った新生姜の重さを測る。(皮は剝きません)
- 同じ重さの砂糖を小鍋に入れる。(鍋に入れて測れば時短です)
- 砂糖の上でスライサーで新生姜をスライス(繊維を断ち切る方向で)
- 生姜にまんべんなく砂糖がまぶされるようによく混ぜる。
- 約1時間位そのまま放置(フタはしておいた方がいいかも)
- 新生姜の水分がたっぶり出てきます・・・(結構出てます・・・ちょっとびっくり!)
- 鍋を火にかけ沸騰したらていねいにアクをすくう。
- 火からおろしてレモン汁を加えたらできあがり
レモン汁を加えた瞬間に、シロップがきれいなピンク色に変化します。ぜひこの美しい化学反応の瞬間を見逃さないように!
切って火にかけるだけなので意外と簡単に作れます。
熱粗熱が取れたら、シロップと生姜とに分けてそれぞれの保存容器に移します。
シロップと生姜はしっかりと分けなくても、生姜の方に少しシロップが残っていた方が保存がききます。
シロップも生姜も常温保存が可能です。心配なら夏場は冷蔵保存がおすすめです。
ここまでで出たゴミは、生姜が入っていたトレーや袋とポッカレモンの空容器のみです。ゴミ削減もばっちりです!
あ。新生姜が入っていたトレーはスーパーのリサイクル回収BOXにサクッと持って行きましょう。
混ぜればゴミ。分ければ資源です。
生姜シロップの楽しみ方
夏はやっぱり自家製ジンジャーエール
まずはよく冷えた炭酸水とロックアイスで割ればとびっきり美味しい自家製ジンジャーエールが出来ます。手作りの愛しさだけでなくとにかく美味しいの一言です!
お好みでスライスレモンを添えてみるのもおすすめです。
新生姜ならではの爽やかさをしっかり楽しめます。最初の一口でその美味しさにびっくりする人続出です。
ほ~~~ら、飲んでみたくなってきたでしょ?(笑)
クーラーで冷えた体にしみわたります。
夏の夜にはこれにちょっぴりジンを足してみたり・・・。夏バテ気味の人なら軽い食前酒に。
ビールもいいけどちょっと体に良さそうな食前酒になりますよね。
あまりの美味しさにまたすぐ追加で作りたくなっちゃいます。
私もそれで何度新生姜を追加で買い込んだことやら・・・。新生姜の旬の季節には、スーパーに行く度に新生姜のグラム単価を常にチェックしてます!
今年は行きつけのディスカウントストアでグラム73円を見つけた瞬間買い込みました!(笑)
冬はやっばりジンジャーティー
一昔前世に生姜紅茶なるものがオシャレな雑誌に登場した頃は、ストレートの紅茶にチューブ生姜を入れてました。何だか体に良さそうな感じでしたし。
ところが、これが正~~~直、どう頑張っても美味しいとは言えるシロモノではなく
とにかく不味かったのぉ~~~~(泣)
どうしても続けられなくて、ソッコーで断念したものでした(笑)
オシャレそうな雑誌マジックにすっかり騙されました。所詮はチューブ生姜なので手作りには勝てません!
紅茶にこの生姜シロップを入れるだけで美味しい生姜紅茶が手軽に飲めます。何なら、生姜の実(?)も浮かべてみて食べちゃっても大丈夫。残った生姜もこうやって有効利用できます。
栄養たっぷりですよ。
冬の寒い朝のおめざにいかがですか?ミルクティーにしても美味しいです。
ホットミルクや豆乳に生姜シロップを入れてみると、とろとろして美味しいのです。飲んだ直後から体がぽかぽかしてきます。
このように積極的に生姜を摂ることによって、基礎体温が上がったら免疫力アップも期待できます。新型コロナウィルスやインフルエンザにも負けないカラダ作りを目指しましょう。
飲むだけじゃなくお料理にも
この生姜シロップの材料は生姜とお砂糖です。それを使ったメニューに使えます。
スライス済なので入れるだけ簡単~~♪もはや調味料です。
では、私のオススメは下記の3つです。詳しくご紹介していきますね。
- 煮魚の調味料に
- きゅうりのキューちゃんのお供に
- 生姜焼きのタレに
1.煮魚の調味料
残った生姜は煮魚と一緒にたっぷり入れます。魚の臭み消しだけじゃなく美味しい煮汁をからめて付け合わせや具としても食べられます。
生姜は調味料を入れるタイミングで入れます。お砂糖の代わりに生姜シロップも使うとさらに美味しくなります。
メインのお魚より生姜の方が美味しくて夢中でもりもり食べられますよ。生姜にお魚の美味しい煮汁が染みてお箸が止まりません。
生姜萌え~~~~~(笑)
2.きゅうりの大量消費のお供。きゅうりのキューちゃんを作ってみませんか?
田舎に住んでると、夏になると巨大化した家庭菜園きゅうりが大量に集まってくることがありませんか?
私はそれをきゅうりの磁石化現象と呼んでます(笑)
★きゅうりのキューちゃんの簡単作り方★
- きゅうり10本は1センチの輪切りにします。
- きゅうりに小さじ一杯の塩をまぶして30分位放置して水分を出します。
- 鍋に醤油200cc、砂糖100g、酢50ccを入れて沸騰させて火を止めます。鍋に水を切ったきゅうりと生姜(量はお好みで。たっぷりが美味しいです)を入れます。この時に、塩昆布や細く切っただし昆布を入れておくとさらに美味しくなります。お好みで大葉やごまを入れても。
- そのまま30分ほど放置。
- 煮汁と具(きゅうりと生姜)を分けて、もう一度煮汁だけを再沸騰させて、また具を戻します。
- 冷めたら、具を取り出してできあがり。
残った煮汁は、またきゅうりを漬けたり、他のお料理に再利用出来ますので捨てないでくださいね。
調味料はきゅうりの本数に合わせてお好みで調整してみてください。出来あがったすぐより数日経った方が味がよく染みて美味しくなります。
キンキンに冷えたビールによく合います。とりあえず、のおつまみに便利です。
3.刻んだら使い道いろいろ。まずは生姜焼きのタレに。
マルシェで出会った料理人さんが、自家製ジンジャーエールを出品してあったので、こっそり残った生姜の使い道を聞いてきました。プロのお知恵拝借です。
生姜はスライスになっていますが、ここはちょっと頑張ってみじん切りか千切りにした方が食べやすいです。生姜焼きのタレに混ぜてみましょう。
- 醬油大さじ1
- 酒大さじ1
- みりん大さじ1
- 白だし大さじ1
を合わせて作ったタレに刻んだ生姜(たっぷりがおすすめ)を合わせて、豚肉を15分程漬け込んでおきます。あとは、タレと一緒に豚肉を焼いていきます。タレの量は、豚肉の量に合わせて加減してみて下さい。
こんな感じで、いろいろ使えます。
お料理のアイディアは無限大
まとめ
今回は、旬の新生姜を使った生姜シロップの作り方や保存容器。生姜シロップの楽しみ方や、残った生姜の使い方についてお伝えしてきました。
シロップの作り方はとても簡単。
- 生姜をスライスする
- 砂糖にまぶしてしばらく放置
- 火にかけて沸騰したらていねいにアクをすくう
- レモン汁を加える
シロップの保存容器には、「洗っていない」お酒やお酢の空瓶を使うと、煮沸消毒しなくても大丈夫といったズボラ情報もこっそり伝授してみました。
生姜シロップは、夏は自家製ジンジャーエール。冬は紅茶に入れて楽しめますし。お料理にもたっぷり便利に使えます。おススメは3種は
- 煮魚の付け合わせに
- 夏が旬のきゅうりを使ってきゅうりのキューちゃんのお供に
- 豚の生姜焼きのタレに
をご紹介しました。
少しでも、あなたの「生姜仕事」「生姜ライフ」のお役に立てれば幸いです。ぜひ参考にしてみてください。
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